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ぽっぽです!
嚥下調整食って難しい・・・
嚥下調整食って大学生の時に習うものの、学校によるとは思うのですが
私の通っていた大学では、調理の実践は90分×2コマくらいのボリュームで
いまいち自宅での調理への応用や指導の方法、病院や施設での給食管理での運用などまでは
教えてもらえなかったです。
ですが、就職すると出会う機会は多いし、世の中にはたくさんの商品(ゲル化剤やとろみ剤、市販品など)あって難しい・・・と
悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
私も難しいと悩んでいるうちの一人です。
ですが、ここ1~2年で企業の勉強会や良い本に出会え、少し理解が深まったので
今回はそれを共有できればと思い、ブログにしています。
嚥下調整食の分類
嚥下調整食の有名な分類や基準は以下などがあります。
①摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類2021
②農林水産省のスマイルケア食
③日本介護食品協議会のユニバーサルデザインフード
①は専門職向けの分類、②③は一般の方が市販品(介護食や嚥下食)を選択する際のわかりやすい基準といったイメージだと思っています。
まずは管理栄養士など専門職種が嚥下食について理解するためには、①を理解する必要があると考えています。
①の詳細については、摂食嚥下リハビリテーション学会が出している資料を確認いただければと思います。
以下で紹介する本には、学会分類別に実際の調理方法が載っています。
おすすめの書籍
①「嚥下調整食学会分類2013」の新コード分類に対応 決定版 かむ・飲み込むが難しい人のごはん
この書籍は、嚥下調整食分類に沿った具体的なレシピが記載してあります。
ゲル化剤はホット&ソフト、ミキサーゲルを主に使用し、レシピ作成しています。
ホット&ソフト(ヘルシーフード)
ミキサーゲル(宮源)
主食、主菜、副菜に分けて、コード別に解説していて、分かりやすいです。
色々な食材の調理法が載っています。初心者の方には使いやすいと思います。
②おうちで食べる!飲み込みが困難な人のための食事作りQ&A
この本は①の本に比べてより作る人、食べる人に寄り添った本のように感じます。
簡単に手間なく作る方法やラーメンやスパゲティなどの作り方も書いてあります。
また本の後ろの方に記載してあるQ&Aがとても充実しており、
普段栄養相談で質問を受けるようなことの回答がわかりやすく載っています。
例えば、
「とろみをその都度つけるのが大変」
「牛乳にとろみがつきづらいのはどうして?どうしたらいいの?」
などのお悩みに回答しており、とても参考になります。
まとめ
紹介した本を参考に実際に作ってみると理解が深まります。
嚥下調整食を毎日作ることはとても大変なことです。
指導対象者の本人や家族の負担の減るよう、どうしたら手間が減るのかなど考えるにはやはり自分が
作った経験がないと想像がしにくいと思います。
私自身もいろいろな食材で作ってみることで理解を深めていくことが出来ました。
以上、参考になれば嬉しいです。
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嚥下調整食 おすすめ本の紹介
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