いつもご覧いただきありがとうございます。
ぽっぽです!
はじめに
本日はシリーズでお届けしている
管理栄養士の仕事内容を紹介していきます
まだ、~月曜日編~、~火曜日編~、~水曜日編~、
~木曜日編①~をご覧になられていない方は
そちらもぜひ併せてお楽しみください。
本日は~木曜日編①~の続き、午後の仕事内容を紹介していきます。
どこに就職しようか悩んでいる、
病院管理栄養士に興味はあるけど、
実際にどんな仕事内容なのか気になる方の
参考になると嬉しいです。
ではさっそく紹介していきます。
実際の仕事内容 ~木曜日② 午後~
13:00 担当患者の食事摂取量など確認
私の病院は病棟担当制をとっており、
1人、2~3病棟、計100人程度受け持ちがあります。
食事の摂取状況や既往歴を確認し、
病態にあった食事が提供されているか、
必要な栄養を確保出来ているか等、確認します。
13:30 フリーで病棟訪問
栄養の部門には
食事相談や食物アレルギーの確認の電話がかかってきます。
病棟担当の栄養士がいれば、担当栄養士が伺ったり、確認しますが、
休みの時や食数管理業務、人間ドッグ、栄養相談など
予定が他にあり、伺うことが難しいときは
代わりの栄養士が代行します。
代行当番の栄養士が日・時間により決まっています。
私はこの日の午後の当番だったので、
代行でいろいろな病棟を回りました。
訪問件数は日によりますが、平均5~6件は回ることが多いです。
食事相談の訪問は、
抗がん剤や病気により食欲が低下し、食べられないという相談や
放射線治療により口の中が痛くて食べられない、
塩分制限の食事を提供している患者が味が薄いと全然食べない、
好き嫌いがたくさんあるから相談したい
など内容は様々です。
病院食なのでルールはありますが、
出来る限り患者様の希望に添えるようお話をします。
もちろん塩分制限など治療食が必要な患者には
食事療法の説明、治療食のガイダンスなど栄養教育も実施します。
そのうえで治療食だと必要な栄養の確保が難しい患者については
医師に確認の上、治療食以外も検討していきます。
相談に行ったあとは1件ずつ、カルテに記録を
残していきます。
こちらもSOAP形式で記載します。
例を以下に示します。
S:主観的情報(患者の主訴)
入院してから食欲がなくて。おなかがむかむかするし、おかゆのほうが食べやすいかもな。実は小さいころから鶏肉が苦手で、、、昨日の夕ご飯の鶏の塩麴焼きは残してしまった。
O:客観的情報
常食1600kcal 5割摂取:800kcal
A:アセスメント
胃部不快感による食思不振があり、摂取エネルギー不足。まずは軟食へ変更し摂取量観察、増えがなければ栄養補助食品の付加を提案検討。また鶏肉メニューの日は嗜好により摂取量著しく低下するため、禁食コメント対応が望ましい。
P:プラン
医師へ確認し、全粥食1600kcalへ変更。嗜好により「鶏肉禁」追加。
などと記録を残します。
病棟訪問の記録はその日中にカルテ記載をします。
17:00 退勤
この日は定時で仕事が終わりました。
おわりに
本日は木曜日編②ということで
ある木曜日の午後の流れを紹介しました。
このブログが参考になったという方は
SNSで友達、仲間にシェアしていただけると
嬉しいです!
次回はある金曜日の仕事内容をお伝えします。
本日もご覧いただきありがとうございました。
コメント